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生命体の中で人にしか無いものって一体なんだろう。

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生命体の中で人にしか無いものって一体なんだろう。
 
という疑問を持った時に調べたこと
 
 
脳科学的に言えば
 
 
 前頭前野はヒトをヒトたらしめ,思考や創造性を担う脳の最高中枢であると考えられている。前頭前野は系統発生的にヒトで最もよく発達した脳部位であるとともに,個体発生的には最も遅く成熟する脳部位である。一方老化に伴って最も早く機能低下が起こる部位の一つでもある。この脳部位はワーキングメモリー、反応抑制、行動の切り替え、プラニング、推論などの認知・実行機能を担っている。また、高次な情動・動機づけ機能とそれに基づく意思決定過程も担っている。さらに社会的行動、葛藤の解決や報酬に基づく選択など、多様な機能に関係している。
 

 

 
学術的にはこうです。
 
 
が、簡単に言うと「考える脳」です。
 
「読み書き計算脳」とも言うようですね。
 
(国語や算数だけの話ではないですよ。)
 
 
赤ちゃんのおでこって、ちょっと丸いでしょ。
 
あれは前頭前野が発達しているからだと言われていて
 
大人になるにつれて、ペッタンコになっていきます。
本当に早く機能低下が起こるんですね。
 
大人になっても丸っこい人がいるかもしれませんから
興味を持って探して見てください
 
機能が発達するのは
 
読み書き計算が出来るから発達しているのではなくて
読み書き計算をしているから発達しているんです。
 
だから認知症予防のために計算ドリルをやるんですね。
 
認知症についてはそんな簡単なメカニズムではありませんが
 
 
いずれにしても
 
「知っている」「解っている」ということで
「考える」という機能は衰退していくのかもしれない
 
興味や関心が無いものはスルーするだろうし、
 
 
たとえ興味があっても
ある程度情報を得たら「知っている」と思いやすいほど
 
今は情報が溢れている
 
 
 
それについて「考える」と言うことは
昔よりも少なくはなっていると思います。
 
 
 
それは
自分の価値観や古くからの慣習などもそうで
当たり前な事に慣れすぎて、「考える」ことなく
自動的に動いている状態であることも
 
 
人たらしめている部分の活動を停止させる原因になっている
 
 
そもそも、悩むのと考えるのは違うし。
 
 
 
わたしが認知症病棟で働いていたとき
多くの人に共通していると感じたのは
 
「自分の考えが固定されている」と言うことでした
 
 
真面目だし、几帳面だし、人に尽くす人もいたし
旦那さんや親の言われた通りに従順に生きて来た人もいました
我慢して、辛抱して、苦労して働いて来た人もいました
 
 
 
みなさん揃って
「すごく固定された価値観で生きている」っていう
印象だったのを覚えています。
 
 
 
考える間もなくただ、やらなきゃと思うことを
必死になってやってきた。
 
その中に感情が大きく動くようなこともあったと思いますが
「理性」でそれをずっと抑えて来たんだと思います。
 
 
 
人を人たらしめている前頭前野の活動が低下すると
無表情で、感情が動かなくなったりします
 
 
 
大人になっても
 
興味関心を持ち続けること
感情を豊かに表現すること
何かを探求し続けること
価値観を広げてより広い視野を持つこと
新しいことにチャレンジしてみること
 
 
 
人にしかない「機能」を拡張させて
より豊かな経験を重ねて行きたいものです。